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Tリーグ シーズン2 まとめ その2

その2
前書き

①チーム増

②人気停滞

③Tリーグ優先

④低年齢化

⑤棲み分け

(その2)
⑥有望選手の進路

⑦見通し

23/38
⑥有望選手の進路
代表選手の低年齢化が進んでいるが
予備軍である小中学生の有望選手は保護者が
第1に 伊藤美誠のような個人チームを目指すだろう
資金提供をしてくれるスポンサーを熱心に探せば
企業の先物買い意欲もあるから 有望ならば見つかる

24/38
第2に (個人スポンサーを探しながら)ミキハウスの所属を狙う
世界ツアーに専念できる同社に所属できれば
代表争いで優位に立てるが 狭き門であるのが厳しい
もしも ミキハウスのようにリーグに加盟しないで
世界ツアー主戦選手を援助する企業が現われれば
有望選手たちはこぞって所属を求めるだろう

25/38
第3の道がTリーグの各チーム所属であるが
その時点で五輪の夢などはほぼ諦めることになる
世界ツアーにどれほど出場できるかはチームの裁量による上に
Tリーグ不参加選手よりも不利だからだ
もちろん 世界的な活躍は自分には無理と自覚して
Tリーグを第1志望にする選手もいるし
高校卒業後は 実業団や進学の選択肢もある

26/38
⑩見通し
リオ五輪のメダル獲得以来 Tリーグができて
上位男子はスポンサーもついて
実業団の何倍もの年俸を稼げる環境になったろう
家庭持ちもいて生活費を稼ぐ職業でもある男子にとっては
卓球に没頭できる女子ほどストイックになれないし
Tリーグで稼ぐ現実路線をとる選手が多くなる

27/38
松平健太が国際大会からの撤退を表明したように
大島祐哉や吉村真晴ほかの元代表選手が
世界ツアーはほどほどにTリーグ優先になっていくのは確実だ
張本智和以外の男子は どんぐりの背比べのなかで
五輪や世界選手権の代表になれれば大満足というスタンス

28/38
今後のTリーグは水谷隼ほか元代表選手が主体で運営すれば
世界ツアーの日程に左右されなくて済む
加えて 現代表選手や海外選手も参加すれば
それなりの陣容になる
それで集客が見込めるかはわからないが
ほかに有効な策もないだろう

29/38
一方 女子にとってのTリーグは
スター選手を除いて
たぶん実業団レベルの年俸で男子よりも低いから
稼げるという職業でもない
扶養家族のために稼いでいるのでもなく
五輪や世界卓球代表への足掛かりの色彩が濃い
世界ツアーよりもリーグ戦を優先するようになったTリーグに
魅力はあまりない

30/38
世界志向の強い選手にとっては
世界ツアーに常時出場できる受け入れ先がないから
次善策としてTリーグに所属しているようなものだ
リーグに所属せずに世界ツアーに専念できる、
個人チームの伊藤美誠やミキハウス勢が
五輪や世界代表に有利なのは確実で
Tリーグ選手は世界選手権の1枠に入れるかが現実だろう

31/38
報道によると
日本リーグは2021年のシーズン4からTリーグと合流するかの
判断をそれまでに下すようだ
運営経費2~3億円のTリーグチームやその下位カテゴリーに
統合される魅力があるのかどうか
名称だけの変更で形式的に組織ピラミッドの下部に
再編成される可能性はあるのかもしれない

2020/04/10 追記
4月1日付で 日本卓球リーグ実業団連盟が一般社団法人に登記
日本リーグのTリーグ合流はなくなったと判断するのが自然だろうか

32/38
むしろ逆に Tリーグチームが
運営経費を半減させた上で
実質的に日本リーグに吸収されることもありえる
所属選手は当然半減するし 海外選手は激減する
物販などのシステムを継続して 運営は日本リーグに一任
Tリーグの組織は消滅しても Tリーグの名称を残せば
退任する松下浩二チェアマンや協会の面子は立つだろう

33/38
いずれにしろ 女子主力選手たちには
世界ツアー主戦選手をサポートしてくれる企業があと1社欲しい
伊藤美誠のような個人チームと
リーグ不参加で世界ツアー路線のミキハウスと
もう1企業あれば NT6選手を網羅できる
Tリーグ選手が世界ツアーに参戦できるかは
母体企業の裁量によって 選手に決定権はない

34/38
海外ではプロリーグに所属して生活費を稼いで
世界ツアーに参戦するのが一般的なのは
選手個人にスポンサーがつかないからだ
スポンサーがついている選手までが
世界ツアーよりも下位のTリーグで
強化にもならない試合をする必要はない
卓球界発展のためという大義名分での
実質参加義務化がおかしいのだ

35/38
ともかく
母体企業とスポンサーが損失補填するかぎりはTリーグは存続するし
シーズン4にはチームも増えるのは確実だろう
しかし レベル低下はより深刻になる
選手増による全体のレベル低下に加えて
選手たちの世界ツアーへの出場意欲の減退が
個々の選手の実力低下を促進する

36/38
松下浩二チェアマンやTリーグ関係者の大きな誤算は
Tリーグで練習・試合をしていれば世界レベルで強化できるという
楽観論が幻想だったことだ
「Tリーグ構想考」で想定したように
強化面では
個人チームやミキハウスのある女子は
Tリーグチームがどうであれ 問題はない

37/38
Tリーグ1択の男子は共倒れの公算が強い
世界ツアーには予選からの出場で勝ち進めずランクも上がらないが
ほとんどの男子がそうだから 低い次元でのランク争いになる
レベルアップの最後の切り札として
中国選手が救世主になれるのかどうか

38/38
2020年3月29日に自由契約リストが公表された
選手の新加入・移籍などが活発化して
東京五輪特需の消滅したシーズン3から
新しい展開があるかもしれないが
現時点では推移を見守るしかない
依然として Tリーグの今後は視界不良の霧の中だ



2020/04/01 追記
林 昀儒(LIN Yun-Ju)が岡山リベッツを退団
このままTリーグを去るのならば適切な選択をした
LINは去年大躍進したものの 後半に世界ツアーほかを故障離脱した
LINよりもはるかに故障を繰りかえしている
張本智和や早田ひなも故障による損失を真剣に考えたほうがよい


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2020-03-31 07:10 : Tリーグ(長文) : コメント : 0 :

Tリーグ シーズン2 まとめ その1

その1
前書き

①チーム増

②人気停滞

③Tリーグ優先

④低年齢化

⑤棲み分け

(その2)
⑥有望選手の進路

⑦見通し

前書き
筆者は世界で活躍する日本女子に関心があるのであって
その観点から Tリーグには懐疑的な見方が強いので
悪しからず

卓球協会は競技卓球での選手の成績の向上だけを
考えていればよかったのが
Tリーグという興行の発展を図るようになって
協会運営がゆがんでしまった

金を稼ぐことは大変なことで片手間の意識ではできず
競技には必要ないビジネスセンスも不可欠なのに
準備不足のまま見切り発車してしまったことが
尾を引いている

2018年 開幕前にすでに想定される問題点を考察して
2019年 また シーズン1後にも検証したが 問題点は継続された
2020年 シーズン2終了後の検証を女子主体に 網羅的に簡単にしておく

(問題点は下記の項目にまとめてあります あとで参照しても可)
2019/03/24 シーズン1 まとめ その1~13
2018/04/18 Tリーグ構想考 15 収益篇 その1~6
2018/04/01 Tリーグ構想考 8 プロ選手篇 その1~7
2018/02/11 Tリーグ構想考 1 実力向上篇 その1~7

1/38
①チーム増
2019年秋に松下浩二チェアマンが
男女2チーム増構想を発表して公募を開始したときには
当然話の進んでいる候補企業があっての
形式的なものだろうと推測していたが
公募延長というまさかの事態
そもそも目途がないのに公募しないだろうが、

2/38
松下浩二チェアマンが良い面だけを語って
好感触を得ていた候補企業側が
Tリーグの実態を本格的に調査して尻込みをしたのでは
余程体力のある企業でないと チーム運営は難しい
2~3億の経費に見合う宣伝効果を期待できるのかを
シビアに査定する企業なら二の足を踏むかも

3/38
結局 締め切りが2月末に延長された公募は
新型肺炎の感染によるスポーツ界の大混乱に紛れてうやむやに。
3月23日になって チーム増のシーズン3での見送りを発表した
プレーオフも延期され シーズン3が開幕できるかも不明の現状では
チーム増どころではない
シーズン4では是が非でも増やすだろう

4/38
②人気停滞
女子は各チームが上限12名近くの選手を抱え
中国選手を除くと世界のTOP陣の多くが網羅された陣容となった
深刻なことは それだけの選手が所属しての盛り上がりの低調さだ
中国TOP陣や伊藤美誠ほかの不参加選手が参戦したところで
一時のカンフル剤程度で すぐ下火になるのは目に見えている

5/38
一般客は「世界最高峰のリーグ」に
TVで観た選手を期待して来場したが
観客席は企業動員の応援団が幅を利かし
知らない外国選手や中高生選手の試合で落胆する
一般客は無関心層へと逆戻りして2度と戻ってこない
それがシーズン2後半の進行ではなかったろうか

6/38
大谷昌平や八村塁は 当然だが
所属リーグの所属チームの試合でしか見ることができない
しかし Tリーグ選手は Tリーグ主戦選手以外は
世界ツアーほかで見ることができる
そして 重要なことは世界ツアーのほうがメインであるという事実
開幕前から周知のことがボディブローのように効いている

7/38
個々の選手のファンは
世界大会や世界ツアーの流れで Tリーグに関心を向ける
チームのファンを増やすのは言うのは簡単だが
選手が便宜上集まっているにすぎないチームは
実体があやふやで 訴求力が乏しい
一般層向けにチームイメージを強力に売りこむ必要があるが
女子各チームとも実業団体質のままだ

8/38
③Tリーグ優先
シーズン2で顕著になったのは
女子の各チームが世界ツアー(チャレンジも含む)優先から
Tリーグ優先に舵を切ったといえること
選手の強化の観点からは
各チームは世界TOPレベルの選手を育てる能力も関心も
もう現実的にはもっていないと判断できる
シーズン3・4と進むにつれて この傾向は顕著になるだろう

9/38
「世界の最高峰リーグ」を掲げたはよいが
TOP選手が出場できないときに
どう最高峰を維持するかという根本問題を
松下チェアマンがスルーしつづけて
明確な指針を示さず 各チームに丸投げしてきたために
シーズン2は プロチームではありえない方向へ進んでしまった

10/38
女子の各チームとも
上限12選手近くまで所属させる一方で
人件費節減のためだろうか
たいした実績のない中高生選手まで出場させている
母体企業の体育館での無料開放試合ならともかく
「試合を見せて対価をいただく」というプロ球技の基本理念で
モラルの低さを露見している

11/38
④低年齢化
チーム側の論理は
いまは人気選手が海外遠征しているから
育成段階の中学生高校生でしのぐということ
この内輪の都合を一般層へ発信しつづけて
Tリーグ関係者は何の違和感ももたないのだから深刻だ
実績のない中学生高校生を出場させるプロスポーツは
さすがに他競技では存在しないだろう

12/38
実業団は社員かそれに準ずる契約が歯止めになるが
プロ契約という形式で 高校生中学生果ては小学生までが
プロ選手の登録を許されるという何でもありの規約
もちろん育成レベルの選手を見て楽しむ卓球ファンは
存在するが少数すぎる
内輪向けの運営に一般層は関心をもたない

13/38
男子チームも小中学生選手と契約しているが
こちらは練習生扱いで 試合にはまだ出場していないようだ
若い選手側から見れば 一流選手と練習できる大きなメリットがある
しかし 将来のTリーグ選手の先物買いだから
世界ツアーにどれほど参加できるのかは不明であり
Tリーグ主戦選手に落ちつくのだろう

14/38
世界で活躍するには
よりレベルの高い世界ツアーに専念してこそ
ポイントを稼げてランクも上がる
Tリーグとの掛け持ちでは難しいことは
シーズン2までで実証されていて
この傾向は今後シーズン3・4と進めばより明白になる
世界ツアー主戦志向の選手は
Tリーグでは困難な立場に追いやられる

15/38
独自に決めた選手のランクづけも
試合が成立しない惧れがでてきて
毎シーズン緩和しつづけている
今後もチーム数増で選手の質の低下が不可避なので
ランクづけをさらに緩和するのは目に見えている
内輪の論理優先だから何をしても許される土壌があって
運営のモラルの歯止めがないに等しい

16/38
⑤棲み分け
シーズン2が五輪選考期間と重なったことで
掛け持ち選手の過酷さが浮き彫りになった
Tリーグ以前は スポンサーがついた実質プロ選手でも
遠征日程などスケジュールは選手側が決定権をもっていた
シーズン1はその流れといえたが シーズン2はチーム側が強くなった

17/38
そのために 多かれ少なかれTリーグの試合に
出場せざるを得ず 疲労困憊の原因となった
その結果 Tリーグ選手たちは
軒並み世界ランクの順位を落とし 故障者が続出した
つまり 2シーズン目にして
Tリーグは世界ツアーと両立するには
重い負担となることが実証された

18/38
2020年3月現在での世界ツアー常時参戦選手
Tリーグチーム
レッドエルフ 早田ひな
アビエル 長﨑美柚・木原美悠
マレッツ 加藤美優・小塩遥菜
トップ 該当選手なし

個人チーム 伊藤美誠・石川佳純・平野美宇
ミキハウス 佐藤瞳・芝田沙季・橋本帆乃香・塩見真希・大藤沙月

19/38
石川佳純はもともと個人チームで活動していて
練習パートナーも自前で
いまはアビエル監督がコーチをしているだけ
平野美宇も個人チームで活動していて
日本生命チームからのスタッフ派遣はなく
所属契約だけといえるので
両選手ともチーム選手からは除外した

20/38
上記のTリーグ選手たちは パリ五輪の代表選考争いの前に
ポイントが稼げずにランクが上がらない可能性が高い
世界ツアーのほうがレベルが高いのに
Tリーグと両方掛け持ちするのは
それだけで日程も含めて不利な上に
全大会出場できるかは各チームの裁量によって
選手に決定権がない

21/38
過密日程をこなして世界ツアーに参戦しても
シード権のある16位よりも下の予選から出場するTリーグ選手が
伊藤美誠ほかのTリーグに不参加の選手よりも
成績で上回るのは難関だ
Tリーグ各チームから五輪代表選手が選考されることは
掛け持ちをしているかぎりはほぼないだろう

22/38
チーム自体ももはやリーグ運営が主体で
世界ツアーでの所属選手を後押しする体制ではないので
世界志向の個人チームやミキハウスとの棲み分けができたともいえる
松下チェアマンもTリーグ関係者も 今後も強化云々をいうのなら
各チームの世界ツアー掛け持ち選手を
まず強化して実証すべき

つづきはその2













2020-03-31 07:00 : Tリーグ(長文) : コメント : 0 :

日本生命チーム

1/17
日本生命はTリーグ加盟が大きな転機となった
日本リーグ時代は 世界ツアー主戦選手を数名抱える、
実業団№1と自他ともに認める名門チームだった
しかし Tリーグ参加後は
個人チームの平野美宇は契約しているだけの別枠とすれば
世界ツアーに常時出場するのは早田ひなのみとなった

2/17
平野美宇は個人チームの別枠として
チーム№2の森さくらはTリーグでの穴埋め要員になり
海外派遣は激減して 世界ランクがガタ落ちしてしまった
筆頭の早田ひなが日本女子の主力選手で
唯一の故障離脱中で
かつての名門チームの面影も消えつつある
世界的選手を擁することは今後はなくなるだろう

3/17
Tリーグのシーズン1では
各チームが世界ツアー主戦選手に合わせた日程を組んでいたが
五輪選考年のシーズン2は 松下浩二チェアマンも
代表争いの選手の障害にならないようにと表明していたものの
各チームはシーズン1よりもTリーグの試合を優先した結果
各チームの世界ツアーの比重が軽くなった


4/17
Tリーグと世界ツアーを掛け持ちした選手たちは疲弊して
ランクを落とし 故障する選手も男女で続出した
Tリーグに不参加の、個人チームの伊藤美誠やミキハウス勢の
元気さと対照的だった つまり 2シーズン目にして
Tリーグは世界ツアー主戦選手には重い負担となることが実証された

5/17
日本生命チームも Tリーグの優勝が至上命題であって
世界的選手を育てる意欲はいまはほとんどないように見える
Tリーグに支障がでないかぎりにおいて
早田ひなと森さくらの世界ツアー出場をフォローする程度
普段の練習で世界TOPを意識しているのは早田だけだろう

6/17
Tリーグと世界ツアーの両立は非常に厳しい
特に 世界ツアーの予選から出場する早田や森は
本選出場からのシード選手よりも負担が大きく
ランクをあげることは難しい
五輪選考年にTリーグの出場試合を調整する程度では
前年までにポイントが獲得できず ランクが低いままで
選考争いに加わることすら難しい

7/17
話は変わるが
村上恭和日本生命総監督の主催する
ジュニアアシスト卓球アカデミー
ジュニアの育成に大変有意義であることは確かだ
しかし 育成方法はエリートアカデミーと同様で
とにかく年少のうちから大きな大会や世界ツアーに出場させて
経験を積ませるだけ

8/17
Tリーグに移籍してからは
ジュニアカ生をTリーグにも出場させている
これもエリアカと同じ進行だが
Tリーグで練習・試合をしていれば世界レベルに強化できるという、
この育成システムはすぐに行き詰まる
Tリーグ主戦選手を育成するだけが目的で
世界が視野にないならば十分だが

9/17
行き詰まりをほぼ断言できるのは
エリートアカデミーが実証しているからだ
NT選手並みの優遇をされるエリアカ生でも
シニアでは結果がだせない選手がほとんどなのに
日本生命の中途半端な世界ツアー出場ではさらに効果は薄い
Tリーグで漫然と経験を積んでも 世界ツアーでは勝てない

10/17
ジュニアカ→レッドエルフ→世界ツアーのような
安直な構想は機能しない
世界ツアーで活躍するには世界ツアー主戦が最適で
Tリーグ主戦は体力的日程的に不利な上に
格上の世界ツアーでは1段階上の戦い方が必要になるが
日本生命チームにはそのノウハウがない
早田ひな・森さくらを見ていればわかる

11/17
村上総監督や宮﨑義仁強化本部長は
年少の早い時期から卓球を始めて得たアドバンテージが
卓球人生の最後まで有効と信じこんでいる
福原愛やみうみまがシニアでも活躍できたのは
その年齢年齢で努力を重ねてアドバンテージを更新してきたからだ
間近にいた指導者が何も見ていない

12/17
村上総監督はTリーグでの育成の重要性を
マスコミでたびたびコメントしているが
まず目の前にいる
現役の早田ひなや森さくらを育てるべきだ
チームの頂点の選手が天井を打ってレベルが低いままでは
ジュニア世代の育成をしても
選手の成長が早い段階で止まるのは当然

13/17
早田ひなが世界を狙える逸材であるのは確かであって
今後10年で彼女よりも才能のある選手はでてこないだろう
それだけの選手を毎年故障させつづけ
森に至ってはTリーグの穴埋め要員でしかない
シニアでの強化は選手任せにして
コーチをつけているだけでは 世界レベルでは戦えない

14/17
一生懸命に練習しているジュニアカ生はかわいそうだが
Tリーグにも参加させられて
大きな目標への道筋がわからなくなり
世界の檜舞台で活躍する夢は夢のままで終わるだろう
うまく成長してもTリーグの主力選手止まりで
リーグ戦の穴埋め要員で終わる可能性もある

15/17
個人チームの平野美宇は別枠として
チーム№1早田ひなが故障つづき
№2森さくらが穴埋め要員の現状を見れば
日本生命チームへは
金メダルを夢見る卓球少女の保護者ならば
子どもの将来を託すことは敬遠するに違いない
今後は有望選手集めも苦労することになる
Tリーグが最終目標の選手は集まるにしても

16/17
それにしても 首脳陣の鈍感さには恐れ入る
資金も人材も名門チームに集まるという
実業団意識のままで プロチームとしての意識が薄い
とりわけSNSが発達した現代においては
企業イメージにより神経を使うべきなのに
無頓着に運営している

17/17
選手生命にも関わる故障を繰りかえす選手が
命を尊ぶ生命保険会社の広告塔であるのは
ブラックジョークとしては秀逸だが
数年に及ぶ同社のイメージダウンがつづいているのに
チームの首脳陣はよく放置しておけるものだ
故障つづきの早田ひなが日本生命チームの
今後を占う試金石になる




2020-03-29 07:00 : 卓球・長文 : コメント : 0 :

世界ランク 3月 1位~5位

1位(1) CHEN Meng 17015(17015)
今月末失効はなし
馬 琳(MA Lin)コーチの手腕が大きいのか
2018年までは
王道ドライブ型も力任せの一本調子のイメージだった
いまでは 対伊藤美誠戦のように
対戦相手によって的確に打ち分けられて
戦術の幅が広がった
名実ともに王道派の第一人者といえる

2位(2) SUN Yingsha 15460(15460)
今月末失効はカタールOP(1465P)
李 隼(LI Sun)コーチはものいわぬ地蔵のようだが
女子監督だ(orだった)から 印象とは違うのだろう
カタールOPでのまさかのR16負けで
4月のランクで伊藤美誠に抜かれて3位に落ちるもよう
若いから実戦をこなしていたほうが
よいパフォーマンスを維持できそうだ

3位(3) 伊藤美誠 15080(14720)
今月末失効はなし
松﨑太佑コーチに対して
劣勢のときはそっぽを向き 彼のアドバイスは素通り
そんなことはわかっているって!という感じ
もう頭に血が昇って冷静さを欠いているから
まずは伊藤を落ちつかせる、
心理学的アプローチなりの技が必要か
伊藤を劣勢のときに冷静にさせられれば
アドバイスよりも価値がある

4位(5) WANG Manyu 14425(14425)
今月末失効はカタールOP(2250P)
肖 戦(XIAO Zhan)のコーチ歴は 不確かな記憶では
XU Xin→LIU Shiwen→WANG
伊藤が長くWANGに勝てなかったから
あのスキンヘッドを見ると不安になったものだが
この1年で両選手の立ち位置が大きく変わった
いまのWANGの元気のなさはXIAOも歯がゆいだろう

世界ランク 3月 5位(4)
LIU Shiwen 14400(14400)
今月末失効はカタールOP(1800P)
馬 琳(MA Lin)は
CHEN Mengとタイプの違うLIUのコーチでもある
カタールOPは故障欠場
やはりドイツOPの右腕のサポーターは
かなりの重症だったようだ
ベテランだから 万全の体調へ戻すのが先決だが
1年の延期となると 故障が癒えても体力が落ちるかも
2020-03-27 12:00 : 世界ランキング : コメント : 0 :

早田ひな 36 再生計画 その2

その2
前書き

①早田ひな(無限ループ・性格信条・日程の失敗)

(その2)
②石田大輔専属コーチ(技術面・体調管理)

③日本生命チーム(当事者能力・イメージダウン)

④関係者(個人チーム)


②石田大輔専属コーチ
前章で書いたように
限界を外して故障するまで練習をやめない
その信条は早田ひなにとっては美徳のようにとらえられている
自身ではやめる必要を感じていないのだから
スタッフが真摯に制止するべきなのだが
最も身近な石田大輔専属コーチは スポーツ報知 2020/01/20 記事
記事のように むしろ後押しする気持ちが強い

そもそも早田ひなが前時代的なスポ根ドラマ的思考をもつに至ったのは
一番身近で接してきたコーチの影響と推測するのが自然だ
石田コーチが方法論ももたず
練習をすればするだけ向上するという根性卓球の信奉者であるから
教え子にもその思考内容が伝染してしまったわけだ

技術面
2019/11/19 早田ひな 30 オーストリアOP まとめ 記事
上記において 石田コーチ不適格説を筆者ははじめて取りあげたが
戦術面に関してはそれよりも半年以上先立って
ベンチコーチの交代という形で 実力不足を言及している
2019/06/09 早田ひな 19 覚醒計画 つづき 記事
2019/04/13 早田ひな 17 改造計画 記事

馬場美香監督がベンチのときとの勝率の大きな違いが
特に対中国選手戦に顕著に表われたことで
世界ツアーレベルの戦術面での能力不足と
判断されても仕方ないだろう

体調管理
それでも 専属コーチという視点では継続を支持してきたわけだが
肝心の選手の体調管理面でも 早田ひなの再三の故障が発生して
石田コーチの不適格が証明されたと 筆者は判断せざるを得ない
前述した一般社会との関連でいえば責任を問われる不祥事だと 筆者は思う

全日本優勝時のインタビューを見てもわかるが
早田は 結果がでないことで迷惑をかけてきたというニュアンスで
石田先生に対して恩返しできたと表現している
マインドコントロールとまではいわないが
師弟関係がこういうゆがんだ上下関係に強く縛られているのが
スポーツ界の日本的風土の典型だろう

選手ができないのは選手の責任であり
先生である恩師には何の責任もない
早田は自分が指導者になったときに
教え子にこういう関係を望むのだろうか
それはもはや時代錯誤であり不健全なことだ
その意味も含めて 早田ひなと石田コーチは
自分の意識を改革するべきだろう

子どもの頃に才能を見出した卓球クラブに
その子の引退まで優先権があるという考えはおかしい
早田が脚光を浴びることで石田卓球クラブは
有形無形の恩恵を受けてきたのであり
石田大輔が早田のコーチ業の対価として収入を得てきたのも確かだ
コーチ業の収入に見合う結果を出せない以上は解任されても仕方ないし
4年に亘って教え子を故障させている責任は免れない

卓球界の指導層を注意深く見てきて驚くのは
みずからの言動に対する責任感が驚くほど希薄なのだ
卓球界の住人ではない一般人の筆者には
指導層が 多くのことで 
仕事上の不始末の責任を問われるでもなく
スルーされていると見える
こういう内輪の論理がいつまで通用するのか
もう限界域に達しているのではないか

ともかく
コーチの評価は選手の実績で決まるのであり
選手ができないなら それはそのままコーチの評価に直結する
早田ひなのコーチでいるかぎりは
石田コーチには能力不足・無責任の評価がついてまわるだろう
早田が全日本選手権を優勝しても その評価は変わらない
一般常識レベルでのコーチとしての正当な評価であるのだから

③日本生命チーム
当事者能力
こうして 当事者である早田ひなと石田大輔専属コーチには
当事者能力がないことを考察してきて
監督責任のある日本生命に期待がかかるわけだが
結論を先にいえば 第3の当事者である日本生命にも期待薄だ

早田ひなと平野美宇が日本生命の2TOPだが
平野はクロスビーと契約していて 彼女のコーチやスタッフ、
母親までがクロスビー所属の個人チームという形態で
日本生命は所属契約だけの平野へ実質的なサポートはしていない

対して 早田ひなは石田大輔専属コーチも同社所属であり
練習パートナーなどのスタッフも同様だ
つまり 日本生命の全面バックアップを受ける早田は
日本生命チームの看板選手であり
彼女の成績は日本生命の実績そのものだ
ところが 実質は石田大輔コーチに全権委任しているに等しい

2016年から延々つづく故障は本人と石田コーチの責任だが
日本生命チームの負の実績にもなる
選手生命にも関わる故障を繰りかえす選手が
命を尊ぶ生命保険会社の広告塔であるのは
ブラックジョークとしては秀逸だが
数年に及ぶ同社のイメージダウンは著しいのであり
チームの首脳陣はよく放置しておけるものだ
そして 母体側もなぜ黙認しているのだろう

イメージダウン
2019年の五輪代表争いでは
石川佳純の不可解な強運に関して
所属先である全農まで疑われる事態となって
全農のイメージが毀損された
実際に関与していたのかは不明だが
全農のイメージダウンが拡散されたのは事実だ

早田ひなが故障を繰りかえしている事態は
前述したように
早田の暴走を同社所属のコーチが後押ししていて
今回の日本生命は明らかに監督責任があり
無関係を主張できない
つまり 本社筋が把握していようがいまいが
日本生命の負のイメージが拡散されつづけているのだ

シーズン2を通して
Tリーグ各チームは日本生命チームも含めて
Tリーグの試合優先で所属選手の日程を組むようになった
そのために 2019年から故障選手がつづいている
ほかの選手よりも故障がちの早田は世界ツアーとTリーグの両立は無理だ

石川佳純と平野美宇はTリーグと掛け持ちしたが
世界ツアーは予選免除の本選からの出場であり
それでも 世界ランクを下げている
予選から出場の早田は同じ1大会でも2倍負担が大きいと考えられる
パリ五輪までTリーグを不参加にして世界ツアーに専念しないかぎりは
パリ五輪代表はありえないが
早田が故障から復帰すれば 日本生命チームはTリーグに出場させるだろう
(日本生命チームに関しては別項目で後日あらためて考察する予定)

早田ひながパリ五輪代表になる絶対条件は
パリ五輪までのTリーグへの不参加と石田大輔専属コーチの交代だが
当事者の3者ともが調整能力のない現状を どう打開するか

④関係者
関係者とは早田ひなの場合は保護者なのだろう
前記のように早田・コーチ・日本生命に当事者能力が欠如しているのだから
保護者が早田の環境を整えるしかないだろう
母親は2019年から遠征に同行することも多くなったようだが
サポートに徹して 早田の選手活動に関しては口をはさまなかったに違いない
しかし 状況がここまで悪化した以上は関与するしか方策は残っていない

早田ひな同様 保護者が石田卓球クラブに恩義を感じているのは当然として
早田が有名選手になってからは
クラブ側も有形無形の利益を得てきたわけで
その上で 3年半以上故障つづきである事実を考慮すれば
早田側の損失のほうが大きいだろう

地方の体質で恩知らずの誹りを受けるなら
保護者が非難を全部引き受けてでも
早田には五輪代表への最善の環境を整えるべきだと 筆者は強く思う

具体的には
パリ五輪までのTリーグへの不参加
石田大輔専属コーチの交代
この絶対条件の2点を所属先の日本生命と協議して 実現させるということ
その前に 早田ひな自身を説得する大仕事があるかもしれない

なぜなら 早田はこの2点に反対する可能性があるからだ
そこはもう 保護者が全身全霊を傾けて早田を説得するしかない
パリ五輪代表をまた落選してから後悔するよりは
いまやるべきことをやることだ

Tリーグ開幕前から推測され シーズン2までで実証されたことだが
五輪代表になるには
伊藤美誠ほかの個人チームが最適であり
次善が世界ツアーに専念できるミキハウスといえる
Tリーグからは今後代表はでないだろうし
その前に代表争いにすら加われない可能性も高い

個人チーム
東京五輪の代表3選手はみな個人チームといえる
石川佳純はもともと個人チームで活動していたのが
いまはアビエル監督をコーチにしているだけだ
平野も前述のように個人チームであり 日本生命とは契約上だけだ
伊藤美誠ももちろん個人チームだ

つまり 個人チームでないと世界のトップで戦うには難しいということ
石川・平野はTリーグにも出場しているが
世界ツアーは本選出場のシード選手で
負担が予選からの早田とは大きく異なる
だから なおさら早田ひなも個人チームが望ましい

所属先の日本生命が依然として何の策も講じないならば
むしろ個人チームを結成するほうが合理的だ
拠点はナショナルトレーニングセンターに移して
練習パートナーを複数契約することが必要だ

肝心の専属コーチは
戦術など技術面は 早田が自分で考えられる選手であり
馬場美香監督にこれまでよりも師事すれば問題はない
新しいコーチの役割は
精神面で限界を突破しかねない早田を抑えることだが
新しいコーチとは信頼関係を築くのに時間が必要だから
海外遠征にも同行する母親が
早田の精神面のサポートをするマネージャーになって
ときには喧嘩してでも 焦ったり前のめりする早田を
抑える役割を担うしかない

実は 早田ひなが契約を解消して最も困るのは日本生命チームだ
個人チームの平野美宇は東京五輪後も現役をつづけるかは微妙で
チーム筆頭が世界ランクのガタ落ちした森さくらになって
世界ツアーで活躍できる選手がいなくなるし
代わるような選手もチーム内に誰もいないのだから

もちろん 最も問題なのは資金面だろう
特に日本生命の所属を外れる場合は先立って
練習環境や海外遠征を資金援助してくれるスポンサー探しが
保護者の大仕事といえる
しかし 早田ほどの実力があればサポートしてくれる企業はあるはずで
目途がついた時点で日本生命との契約を解消する進行になる
このまま 才能豊かな早田が故障で中途半端にキャリアを終えて
4年後に後悔したくないならば ここで頑張るしかない

いろいろ考察してきたが
これは卓球界の外側にいる一般人の筆者の考えであって
卓球界の内側はまったく別の常識が存在する異次元空間なのだろう
筆者に財力があれば
早田ひなをスポンサードして 異次元空間から引き離す
Tリーグを辞めさせて世界ツアーに専念させ 世界を獲らせるが
金も力もなく 書くことしかできない

2020-03-23 12:10 : 早田ひな : コメント : 0 :

早田ひな 36 再生計画 その1

その1
前書き

①早田ひな(無限ループ・性格信条・日程の失敗)

(その2)
②石田大輔専属コーチ(技術面・体調管理)

③日本生命チーム(当事者能力・イメージダウン)

④関係者(個人チーム)


前書き
早田ひなはパリ五輪・ロス五輪で活躍できる逸材と期待しているが
いまのままでは代表選手にはなれないとも 筆者は判断している
結論的には 早田ひながパリ五輪代表になる絶対条件は
パリ五輪までのTリーグへの不参加と石田大輔専属コーチの交代であり
最善策は個人チームの結成である
そのことをこの項目で考察していく

全日本選手権の優勝が多くの日本人に感動を与えたことで
故障もその成功物語に組みこまれてしまったが
この項目を読むための共通認識の事実として
早田ひなの故障歴を記載しておく

2016年後半に下肢の故障を我慢して出場をつづけたために
11月の世界ジュニア選手権で右膝蓋靱帯炎の診断
そのまま出場をつづけて
悪化の引き替えに12月のGFのU21優勝とWD優勝
2017年2月のカタールOPをキャンセル
4月のアジア選手権でようやく復帰して
秋頃に日本生命に所属したあとも
完治しないまま長く足にテーピングしていた
記憶では2018年にはテーピングはなくなったが
2018年7月の韓国OPでふたたび故障離脱した

2018年10月のTリーグ開幕以来 大車輪の活躍をして
2019年には Tリーグと並行して
世界ツアー・チャレンジ・チャレンジプラスと
日本女子の誰よりも大会数をこなした結果
10月スウェーデンOPは左上腕と右脚にテーピング
右脚を引きずって故障寸前だった
そこから半年も経たずに
2020年2月ドイツOPで 結局は故障離脱した
2020/02/10 ハンガリーOPキャンセル
2020/02/22 カタールOPキャンセル

上記の故障歴を踏まえて 筆者は主に2019年から
早田が故障の危険があることを注意喚起するツイートをしてきた
(あとで参照しても可)
2019/06/18 早田ひな 21 NHK スポーツ×ヒューマン 記事
2019/10/07 早田ひな 27 故障の危険 記事
2019/11/07 早田ひな 29 ベラルーシOP まとめ 記事
2019/11/19 早田ひな 30 オーストリアOP まとめ 記事
2019/12/27 早田ひな 31 2019年まとめ 記事
2020/01/24 早田ひな 33 長時間練習 記事
早田 1/30 ドイツOP故障離脱
2020/02/04 早田ひな 35 限界突破 記事
早田 2/10 ハンガリーOPキャンセル

このように故障を繰りかえしている主力選手は
早田ひなのほかにはいないし
それを放置しているコーチも所属チームも
当然ほかには存在しない事実も共通認識としておく

①早田ひな
2020年3月1日現在 復帰の目途が立っていないなか
新型肺炎の蔓延で 大会自体の中止がつづき
再開がいつになるかも見通せない現状だが
このまま復帰してもまた故障離脱する最悪事態が
半年後1年後に発生する可能性が非常に高い
なぜなら体制が何も変わらないのだから

無限ループ
何度も言及していることなので引用から始めるが
早田ひな 33 長時間練習 2020/01/24 項目
以下引用
3/10
限界まで追いこまないと安心できない強迫観念の裏には
練習していないと
心が次の大会やランクほかを考えて不安になる構造がある
その時間を練習に充てていれば 心は落ち着いていられる
不安を消すための練習だから際限がない
時間を埋めるための練習になっていないか
4/10
結果 肉体が悲鳴をあげてまた故障して
最悪手術まで受ける事態になる
そして ようやく故障が癒えても
また強迫観念に駆られて猛練習を始める
もう実力向上は二の次で 中毒みたいなものだ
この無限ループは引退するまで延々と繰り返される
以上引用

たぶん 早田が練習をやめるのは
からだが疲れて動けなくなったから どこかが痛むからと
身体症状で判断している だから余裕を感じる間は練習しつづける
身体症状がでればやめるが それも完全に休養するのではなく
我慢できる範囲ではからだを騙し騙しつづけていく
そういう練習を幼少時からずっとつづけてきたのだろう

8時間よりは9時間 9時間よりは10時間
練習時間が多い分上達するという素朴な加算思考が根深い
しかし その思考に抜けているのは
精神には限界はなくとも 肉体には限界があるという厳然たる事実だ
肉体の限界を越えて故障してやっと練習をやめる
それを延々繰りかえす
こう書いてきたところで 早田自身の考え方を変えられないことも
さすがにわかっているので 角度をすこし変えてみる

性格信条
早田ひな個人に会ったこともないので 人柄を知らないが
試合などを見てきたかぎりでは
早田は大らかな性格で 悪くいえば 大雑把で
楽天的な性格なのだろう

この何回目かの故障離脱も
故障に至ったことは反省していても
全日本優勝という目標を達成したので
その方法は間違っていなかったと満足しているだろう

だから 故障が完治して復帰しても
同じような、切羽詰まった状況になれば
故障覚悟で限界を外して練習しつづけるのは確実で
また耐え切れなくなって離脱する結果になる
実際 2020年の全日本優勝で帳消しになっているが
2019年の無謀な出場過多は故障寸前までいっていた
もう それは早田の固い信念ともいえる

早田ひなは故障は個人的なものだと思っているようだ
社会の経験の乏しいスポーツ選手には理解できないかもしれないが
一般社会で同じ誤りを3回4回と繰りかえせば 罰則はないが
その人は社会的信用を確実に失う
表面上は変わりなくとも 誰も本気で相手をしなくなる

いま早田はナショナルチーム内で 自身が思うよりも信頼されていない
それはそうだろう
ペアを組んでも再三のキャンセルで
ペア相手は自分のチャンスを潰されているし
いつ故障するかわからないから 首脳陣も主力扱いで考えにくい
計算できない選手には 首脳陣も選手もうわべは自然に接していても
内心ではまた故障するのではと疑っていて
自分に被害が及ばないようにと願っている

そういう信頼感のない選手に 早田はもう足を踏み入れている
たとえば Tリーグの、地元の北九州の試合を挨拶のみで欠場して
多くのファンやスポンサーを落胆させた早田と
地元山口の試合を日程が過密になっても出場した石川佳純とでは
社会的な信用が全然違ってくる
早田のコーチもチームも誰も
選手といえども社会的存在であることを教えてこなかったのだろうが
社会人としては微妙な立ち位置にいる

周囲の信頼を回復するためには二度と故障しないことが求められるが
それには 自分の故障歴と真摯に向き合う必要がある
これまで何回も注意喚起されてきただろうに
残念ながら改善されない

日程の失敗
早田ひな陣営の2019年の五輪選考戦略は
完全に方向を間違えていた
そもそも故障がちの早田ひなは
過密日程をしっかり避けるべきだったのに
日本の主力女子中最も試合をする事態をみずから望んだといえる

2018年から中国女子を執拗に当てられるドローでランクを落としてしまった
そのため 五輪選考年の2019年には 世界ツアーに加えて
新設のチャレンジプラスやチャレンジにも参戦して優勝ポイントを荒稼ぎした
それはランク上昇のための非常手段で窮余の一策で仕方ないとしても
同時に Tリーグにも2018年の開幕から出場しつづけたために
1年間の出場試合数が異常に膨らんでしまって
後半には故障寸前までいってしまった

その反省から2020年はからだの負担軽減を図るべきだったのに
全日本選手権に向けて限界を外した猛練習をしたため
故障をしてしまった
しかも その後の予定はTリーグを優先して
優勝ポイントの失効するチャレンジプラスは
エントリーすべきなのに出場しない、方向違いの予定を組んでいた

こういう事態に至ることがすでに常識外れなのだが
早田ひなを制止しなかったのが石田大輔専属コーチといえる

つづきはその2

2020-03-23 12:00 : 早田ひな : コメント : 0 :

エリートアカデミー考 追記

1/21
エリートアカデミーに関しては
2019/02/19 「エリートアカデミー考」 その1~その7
で考察した問題点は 現在も解消されないままだが
記事以後の推移をTリーグとの関係も含めて考察する

2/21
協会にはエリアカ事業の潤沢な公的資金の導入が有益であり
宮﨑義仁強化本部長がその種の政治的手腕に優れていたことは
容易に想像がつく
しかし 公的資金を受けた分の成果を求められることで
後述するようにシニアでは成果を上げられないエリアカ生にも
実績が必要になる

3/21
エリアカ生は ジュニアカテゴリーのみならずシニアでも
NT選手(自身のランクでは入れない)並みの「優遇」をされて
世界ツアーすべてに出場できる
あとはエリアカ生がシニアで結果をだせばよいだけなのだが
芳しい成果を上げられないから
選考で二重に「優遇」して 他選手へ不利益を与えてきた構図がある

紛らわしいので 補足
筆者は
エリアカ生が世界ツアーのシニアにすべて出場できる「優遇」は
エリアカの特典として認めている
シニアの世界大会などの選考で二重に「優遇」して
他選手へ不利益を与えること
一貫して問題視している

4/21
もともと早熟な日本選手のジュニアカテゴリーでの成果が
エリアカの実績としてあるだけで
多くのエリアカ生がシニアでは実績を残せないで
卒業していくのは広く知れ渡っている
そして ほとんどの卒業生がその後も
世界ツアーで活躍できないまま終わる

5/21
入所時点では同年代の日本選手中で
最も優れた選手を「選別」しているのに
エリアカ入所後から つまり中学1年から高校3年まで6年間
世界ツアーのシニアに出場しつづける「優遇」を受けても
実績を残せないで卒業するのは
エリアカ生個人の問題かエリアカの指導法の問題か

6/21
現在世界ツアーに常時参戦しているジュニア女子は
エリアカ3選手のほかは大藤沙月だけ
ジュニアの世界大会などの選考も世界ランク枠が基準にあり
エリアカ生の選出はほぼ無風状態
世界ツアー常時参戦は6年間ほぼ保障されているから
ジュニアの世界代表はエリアカ生の既得権益みたいなものだ

7/21
負けても身分安泰なシステムで育成されていれば
激しい生存競争をしている選手に
特に シニアの大人の選手に気後れするのも当然で
早い時期から負け慣れしてしまえば
闘争心が萎えて 優遇された環境に甘えてしまう惧れもある
そこから成長していくのは
かえって強い精神力を必要とする

8/21
エリアカ生側から見れば
成長途上のまだひ弱な肉体で
ジュニア+シニアの大会数をすべて全力で戦っていたら
平野美宇や張本智和のように故障するのは確実で
ほどほど頑張るしかない事情はあるだろう
安全運転志向になっても
彼らの自己防衛を責められない

9/21
別の大きな問題
女子のエリアカ生は精神的に参ってしまう選手が多い
思春期の6年間を親元を離れて生活する精神的負担は
相当な重圧だろう
男性コーチやメンタルトレーナーに
十代少女の母親代わりが務まると考えるのは思慮が浅い

精神面での問題は下記にも言及あり
2018/07/15 「日本女子 専属コーチ考」 その9
エリアカでの平野美宇への言及
2017/12/29 「みうみまひなの現在地」その4~5

10/21
在籍中のシニアの実績を語れるのは
平野美宇と張本智和くらいで
両選手とも世界に躍進すると卒業前に退所しているから
成功例というよりも限界例というのがふさわしい
また 平野美宇と張本智和をひたすら大会に出場させつづけて
故障させてきた事実もある

11/21
エリアカ生はシニアでは伸び悩む問題があるなかで
2019-2020年には エリアカが実質Tリーグの下請けに
位置づけられてしまった感がある
シーズン2では
世界ツアーよりもTリーグの試合を優先した日程も組まれて
エリアカ生はTリーグ主体の色合いが濃くなったように見える

12/21
Tリーグの杜撰な見通しによる選手不足の穴埋めを
中高生が請け負うのだから ひどい話だ
Tリーグ参加はエリアカ生の自由意思であり
実戦経験を積むためとでも
エリアカ側は説明するのだろうが
未成年のエリアカ生のプロ興行参加を禁止するのが
本来の指導者の姿だ

13/21
本来は五輪などの世界で活躍できるアスリートを目指して
公的資金で運営されている未成年選手の育成機関であるのに
民間の興行で金を稼ぐプロ選手との掛け持ちが
許容されること自体が異様で
設立の理念と合致しているとは到底思えない
Tリーグが発足してエリアカの運営がさらにゆがんでしまった

JOC エリートアカデミー事業概略
1.事業方針 日本オリンピック委員会(JOC)の理念に基づき、
エリートアカデミーの名にふさわしい、
競技力 だけではなく人間力のあるトップアスリートを育てる。
2.事業目的 オリンピックで活躍し、社会の発展にも貢献できるアスリートを育てる。

14/21
その正当性の問題とともに
二足の草鞋を履くエリアカ生は
今後シニアの世界ではさらに伸び悩むだろう
これまでもジュニアの大会+世界ツアーの
海外遠征の合間に学業と練習をしていたエリアカ生に
さらにTリーグの負担が加わったのだから

15/21
エリアカ生がシニアで通用しないのは
エリアカ生個人の問題か指導法の問題か
エリアカのシステムは優れているがエリアカ生の意識が問題と
協会側はいいそうだが
選手がシニアで伸びない以上は
エリアカがシニアでは機能していないと
判断するのが一般社会での常識だろう

16/21
日本と中国の強化システムの根本的な相違は
中国ではシニア選手を
元世界チャンピオンのコーチたちが強化できるが
日本では世界TOPレベルでシニア選手を
強化できるコーチがほぼいないために
選手が自分で試行錯誤するだけだ

17/21
エリアカ生も
卓球の技術をひと通り教わると
シニアの世界レベルでの有益な指導も受けられず
選手の自主性の名目でエリアカ生任せにされる
結果 シニアでの負けた経験が積みあがるだけで
卒業時には世界レベルで戦うことを諦めているか
さらに自分で模索するしかない

18/21
現エリアカ生の長﨑美柚・木原美悠は
世界ジュニア選手権やシニアのダブルスにおいて
優れた実績を誇る日本ジュニア2TOPだが
世界ランクは59位・53位(2020年3月)
エリアカのシステムが優れていて
コーチングスタッフが有能だとして
その位置にいるのがエリアカの現実

19/21
長﨑美柚・木原美悠のこれまでは
長期的視野に立った、シニアで必要な部分を向上させる、
たぶん数年はかかる成長プログラムを
練習してきた気配は見当たらない
目先の試合を勝つことで精一杯の
試合至上主義の限界が見えるだけだ
さらにTリーグまで積み上げられては 見通しは暗い

20/21
長﨑美柚・木原美悠を
シニアの世界レベルで強化できない指導者が
将来の育成システムを構築したとしても
現実には 指導できる人材がいないために
選手の成長がジュニアで止まるのは確実
だから シニアの選考で
シニアレベルにないエリアカ生優遇はやめるべきなのだ

21/21
目途が立ったという2030年までの強化プランは
松島輝空や張本美和(入所未定)をメインにするために
ひたすら世界ツアーやジュニアの世界大会に出場させて
「優遇」するのがせいぜいだろう
彼らがTリーグとの掛け持ちで故障しないことと
シニアで目ぼしい結果がでずに
また選考がゆがめられないことを祈る



付録 1/2
卓レポ 2020/02/13 記事
「卓レポ」では全日本優勝の宇田幸矢とエリアカを絶賛しているが
エリアカ時代に 伸び悩む宇田に見かねた父親がコーチについた
エリアカの限界例のひとつ
Rallys 2020/03/01 記事

付録2/2
仏作って魂入れず
エリアカの幾つもある限界例に思うのは
システムや環境をいくら整えたところで
指導部とエリアカ生との間に
人間同士の信頼関係が築けていないから
脆く崩れてしまうということ
同じ失敗を繰りかえしても
表面しか見ない人間には見えないものがある

平野美宇(6期)2018年1月体調不良 3月に退所
宇田幸矢(7期)伸び悩んで 父親がコーチに
加山裕(7期)世界ツアーに出場なし
柏竹琉(7期)世界ツアーに出場なし
長﨑美柚(8期)一時期元コーチがサポート
張本智和(9期)父親がコーチ 3年で退所
木原美悠(10期)
小塩遥菜(11期)









2020-03-23 07:00 : 卓球・長文 : コメント : 0 :

全日本 3月 11位~15位

11位(11) 森さくら 71 72 4035(4015)
今月末失効はオマーンOP(440P)
ハンガリーOP R3 芝田沙季に
カタールOP R16 ZHU Yulingに敗北
森も世界ツアーに専念できれば
もっと上位で戦える実力はあるのだが
断続的に出場しても簡単に勝ち進めるものでもない

12位(12) 安藤みなみ72 72 3990(3990)
今月末失効はカタールOP(675P)
ポルトガルOPは 同僚の加藤千秋とともに
1度キャンセルだったのが復活したものの
新型肺炎のために中止という異例の事態に
現地まで遠征しての取りやめは残念だった
次の海外遠征がいつになるのかわからないだけに

13位(15) 小塩遥菜 86 102 3535(3250)
今月末失効はなし
ハンガリーOP R32 石川佳純に
カタールOP R2 SHAN Xiaonaに敗北
年齢的にいまはからだが軽いものの
思春期に体重が増えたときに
いまほど動けるのかどうか
カット型は相当足腰を鍛えないと
俊敏さを維持できないだろう

14位(14) 大藤沙月 90 95 3485(3380)
今月末失効はカタールOP(450P)・オマーンOP(440P)
ハンガリーOP R3 YANG Xianxinに敗北
YANGやSHAN Xiaonaは予選・本選の分かれ目的存在
カタールOPの不参加は同じミキハウスJSC所属の
横井咲桜に譲った形だろうか
ポルトガルOPは中止になってしまった

15位(14) 塩見真希 92 89 3465(3465)
今月末失効はオマーンOP(440P)
カタールOP R2 長﨑美柚に
オマーンOP R16 加藤美優に敗北
このレベルの同士討ちに勝たないと
ランクを上げられない
U21とシニアの格差をどう埋めるかという課題が
この2年くらいつきまとっている
2020-03-20 12:00 : 全日本ランキング : コメント : 0 :

オマーンOP 今日の日本女子

WS
SF
15:00
T1 佐藤瞳 vs 橋本帆乃香
16:40
T1 加藤美優 vs YANG Xiaoxin
WD
F
19:00
T1 橋本帆乃香/佐藤瞳 vs LIN Ye/ZENG Jian

以下予想
WS
F
22:40
T1 佐藤瞳 vs 加藤美優

2020-03-15 07:00 : 卓球 : コメント : 0 :

オマーンOP 今日の日本女子

WS
R16
17:40
T1 佐藤瞳 vs GASNIEL Laura
T4 橋本帆乃香 vs ZENG Jian
18:25
T1 加藤美優 vs 塩見真希

以下予想
QF
24:20
T1 佐藤瞳 vs NOSKOVA Yana
T2 橋本帆乃香 vs LIN Ye
T3 加藤美優 vs BALAZOVA Barbora
T4 YANG Xiaoxin vs SZOCS Bernadette

WD
以下予想
SF
23:00
T1 橋本帆乃香/佐藤瞳 vs BALAZOVA Barbora/KUKULKOVA Tatiana


2020-03-14 07:00 : 卓球 : コメント : 0 :
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プロフィール

kittyoyaji

Author:kittyoyaji
一般にその競技が好きな人は男子を見て
レベルの劣る女子はついでだそうな
一方で 女子メインの少数派もひっそり存在するらしい
自分はそのひっそり派で しかも
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