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みうみまひなのサーブ考 その8

ここまで進めて 気づくのは伊藤美誠と平野美宇との サーブ観の違いである

2015年まで同じサーブ構成できて 2016年みうが新サーブ導入 2017年みまが新サーブ導入

2017年末 ふたりは逆方向へ進んでいるように見える

多数の選手はみまと同じ道をたどるだろうし 素人目にも合理的に見えるから

みうの独歩行の行方が興味深い


みまは どの種類からでもロングサーブが出せる バックサーブは考慮外

切り札の垂直巻き込みのロング以外は ロングサーブを序盤・中盤でも使うようになった

これはみうの影響だろうが 本家とは異なり 行きづまってはいない

そもそもサーブの種類が多く コース取りも多彩だからだ

ミドルにはもちろんショートもロングも出すが より厳しい右サイドを切るサーブも出せる

フォア側もショートもロングも出せるし 左サイドぎりぎりのワイドなサーブもある

12月の世界選手権選考会のTV実況で 平野早矢香が解説した

「伊藤選手は サーブの種類も回転もいろいろで いろいろな場所に出せる」 対加藤美優戦

「伊藤選手は サーブを2度同じところに出さない 一球一球散らしていける」 対早田ひな戦

2016年以前よりも確かに コースが細分化されてコントロールされているように見える

みまは常に 相手の立ち位置や構え方・重心の置き方まで観察して
  
相手の待ちを外す サーブの種類・回転・コースを考えている

一球一球のサーブの 種類・回転・コースの組み合わせがすべて異なる

みまの理想のサーブ戦略はそのレベルを目指しているのではないか 素人の自分の漫画的発想だが 

現実的にも 効果的なサーブは複数回使うから 全部変える必要はないだろう

みまがその理想を追うなら まだ種類を増やしていく可能性はある

現実的な問題として 垂直巻き込みのロング級の 新たな必殺サーブが欲しいのではないか

この項おわり
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2017-12-31 13:18 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その7

伊藤美誠のサーブを 2017年を通して素人観察してきて 結果的に以下のように使い分けられた

実力が同等か格下(主に日本・非中国)

主戦・投げ上げ(順横)⇒振りかざし巻き込み(逆横)⇒締め・垂直巻き込み(主にロング)

投げ上げと振りかざしの頻度はバラバラだが かなりパターン化している

実力が格上(主に中国)

投げ上げ(順横)・振りかざし巻き込み(逆横)・垂直巻き込み(ロング以外も)

順番は関係なく 相手次第

みま自身が一番自信があるのが垂直巻き込み(ロング以外も)で

格上になるほど 序盤・中盤でも使うことが多い

逆に 格下には たとえば対日本選手には ロング以外はほぼ使わなかった

例外は どうしても勝ちが欲しい重要な試合で 

2017年12月の世界選手権選考会では 投げ上げよりも多く使っていた

格上の対中国でも たとえば 同じ初対戦で 2017年の2試合では

ドイツOP GU Yuting戦 投げ上げ(順横)⇒垂直巻き込み(ロング系以外も)⇒振りかざし巻き込み(逆横)+バックハンド1回

               垂直巻き込みは少なく 振りかざし巻き込みが三分の二くらいの割合

GF CHEN Xingtong戦 投げ上げ(順横)⇒垂直巻き込み(ロング系以外も)+振りかざし巻き込み1回+バックハンド1回

               垂直巻き込みが四分の三くらい

対戦する中で みまが決めていくから 格下のようなパターン化は難しい

つづきはその8で



2017-12-31 13:17 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その6

☆伊藤美誠

2016年まで 覚醒前の平野美宇と同じサーブ構成だった

投げ上げ(順横)・垂直巻き込み(逆横)・バックサーブ(逆横) バックサーブはまれで 項目を改めて

2017年は 2月頃に粘着ラバーに変えた効果で みまのサーブは以前よりも回転が強くかかるようになったと見える

そして 新しいサーブを加えた 同年前半には2種類試していると観察していたが

年末に確認された新しいサーブはひと種類で 振りかざし巻き込みと素人の自分が名づけてみた

垂直と振りかざしとは ラケットの起点の位置の違いで区別した

振りかざしのほうがスイングが大きく 球足が速く見える

また 垂直巻き込みのロングサーブには 特別の説明が要る

リオ五輪のTV解説でも言及されているように

これはみまの切り札のサーブで ゲームや試合を決めるような重要な場面でしか使わない

TV解説ではアップロングだが 自分は上回転のほかにナックルや横の混ざったものもあると推測している

勝ち試合で2・3回 劣勢のときはもう少し使うが 相手にレシーブされた記憶はほとんどなかった

唯一ともいえる失敗が 五輪団体での対ドイツ戦 SOLJA Petrissaの完璧なレシーブだった それは項目を改めて

しかし 五輪以降はさすがに警戒されて 成功率は落ちていると 素人目には見ていた

それもあっての 新サーブ導入と推測している

つづきはその7で
2017-12-31 13:16 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その5

平野美宇のひとつのサーブ戦略とは 対称的な考え方がある

ぐっちぃblogで 水谷隼が 格下選手にではあるが 対戦ごとに新しいサーブを出して

慣れさせないことを説明している  「水谷選手の格下に負けない戦術」 blog記事

また 以前のTV番組で 大島祐哉が大会のたびに新しいサーブを用意していかないと

自分レベルの選手は勝ちあがれないと発言していた

こういう考え方は 男女を問わず 選手には普通にあるはずで

みうが横巻き込みを導入したときも 選手の多くは従来の投げ上げ・垂直巻き込みと併用したろう

みうが逆の方法を取るのは やはりみうの思考形式に基づくのだろう

「みうみまひなの現在地」で言及した単純思考が みうの根本にあるのではないか

試合中に 幾つかの選択肢があるよりは 思案する余地のない唯一の型のほうが集中できるような

みうのサーブの間合いが長いのは以前からで 戦術を考えているように見えるが

実際に選択する幅はほとんどないわけだ その辺は素人には解けない疑問である

現状の打開策として 新しいサーブを開発したとしても

今度は効かなくなった横巻き込みを捨てて 新サーブ一本でやる道を選ぶのかもしれない

つづきはその6で

2017-12-31 13:15 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その4

平野美宇のひとつのサーブ戦略は 相手選手の反応を見ると

いかに対策されてしまったかがよく判る

2017年10月のW杯 3位決定戦 対CHENG I-Chingと

2016年10月のW杯 決勝     対CHENG I-Chingとを

比較すると 相手のCHENGの態度がまったく違う

2016年のCHENGは 初対戦のみうの横巻き込みをはじめて見たような

恐る恐るの感じでレシーブしている

そこに ロングが跳んでくるのだからまったく合わない

ロングを意識すると ほかの回転もさらに対応できなくなる

みうのロング戦術が決まり CHENGはいいところなく 完敗した

2017年4月の対戦でも 3-0で完敗

ところが 10月のW杯のCHENGは みうのサーブにひるむところがなかった

みう対策を素人考えでしてみても

自分のミドルへのロングをまず警戒する それ以外は同じミドルへの短い逆横か

フォアへの逆横 それもコートの右半面の中央あたりに球が集まる

これがほとんどなのだから 世界ランクひと桁台の選手は 対戦が2回3回と重なれば

十分対応できるだろう

2017年後半は 対応されて効果が薄れたのに なぜサーブを増やさなかったのかが不思議だ

つづきはその5で
2017-12-31 08:40 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その3

☆平野美宇

2015年までは 伊藤美誠と同じサーブ構成だった

投げ上げ(順横)・垂直巻き込み(逆横)・バックサーブ(逆横) 垂直巻き込みはぐっちぃ動画内で言及 動画

2016年 いつからかはっきりしないが 横巻き込み(逆横)ひと種類になっている

ぐっちぃ動画では グラビティ巻き込みと命名されているが 垂直との対比で 横巻き込みにした 動画

2017年末での ロングサーブを基軸とした横巻き込み(逆横)のひとつのサーブ戦略は

2016年9月の中国超級リーグ参戦時に ほぼ完成している

そして 2016年10月のワールドカップ優勝から 2017年4月アジア選手権優勝 5月世界選手権3位と

猛威を振るうも対策をされて 後半は低迷をして終えた 世界ランクひと桁台での話ではある

横巻き込みひと種類といっても 相手フォア側へは垂直巻き込みのようなときもあるし

巻き込まないフォア(順横)もたまに出す

どちらも別のサーブというよりも みう自身が同じ形から回転を変える意図があるように見える

ぐっちぃ動画でも説明されているように 横巻き込みはロング以外でも 低い軌道の強い球が打てる

従来の投げ上げ・垂直巻き込みよりも 相手を崩せる そこにロングが絡む

確かに効果的ではあるのだが 相手選手に対応されてしまっても

ひとつのサーブ戦略を続ける利点が 素人目にはよく判らない

つづきはその4で
2017-12-31 08:39 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その2

2017年12月末時点での 素人観測

☆早田ひな

投げ上げ(順横)・垂直巻き込み(逆横)・YG(逆横)・投げ上げ巻き込み(逆横)・フォア(順横)

巻き込まないフォア(順横)は 伊藤美誠と同様に 垂直巻き込みのバリエーションとするか迷ったが

12月の世界選手権選考会で 使用頻度が高くて 別種にした

前の4種類は2017年以前も使用していた

総じて ひなのサーブは 世界ランク10位台までの選手には有効だが

ひと桁の たとえば伊藤美誠にはほとんど効かない

選考会でも どのサーブを出しても みまのレシーブが難しい球で

ひなが甘く返球したところを 痛打される場面が何度もあった

ロングサーブが少ないことで 相手が余裕を持って待てることも一因のようだ

粘着ラバーだから みまのように もっと回転をかけることもできるのではないか

また この中でどれが最も自信のあるサーブなのか 素人目には判らない

そのときどきの相手に有効なものを軸にすればよいとしても

伊藤美誠の垂直巻き込みのロングのように ここぞの局面で得点できる

自分が信頼できるサーブがまだないようだ

つづきはその3で
2017-12-30 20:18 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなのサーブ考 その1

2017年12月にUPした「みうのロングは狙われる?」が
素人の自分の事実誤認と知識不足とで 大きな間違いがあり 掲載を中止した
その全面改訂版に当たる

2017年末時点での みうみまひなのサーブに関する考察

予備知識の整理

素人観測でサーブを判定するときに困るのが 形は巻き込みなのに球筋は逆横になっていないなど

ラケットの角度で回転を変化させた場合 どう規定するか

基本は全体のスイングの形で決めた

ロングサーブに関しても 通常は上回転のアップサーブだから 巻き込みでも逆横ではないときや

さらに上回転でもなくナックルとか 横回転が混ざるとか さまざまあるらしい

素人では見ても 速すぎて回転まではわからないから 速くて長いのをロングと総称する

アップダウンサーブは 上回転か下回転か判らないようなフェイクを入れたサーブだが

それ自体よりも ほかのサーブにプラスされる場合が多いようだ

ぐっちぃ動画では 吉村真晴のサーブをアップダウンYGと呼んでいる 動画

コース取りは フォア・ミドル・バックが素人目でもわかる範囲

サーブでは相手が右サイド寄りに構えるから バックの判定はよく判らない

経験者ならバックと判断しても からだからはみだすくらいでないと ミドルと見える

つづきはその2で
2017-12-30 19:57 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの現在地 その13

2017年12月の世界選手権選考会において 伊藤美誠は優勝を果たした

TVの実況で 「自分の理想にだいぶ近い」とみまの言葉を紹介していたように

スマッシュの精度が高い速攻がすさまじく またラリーはフォアもバックも粘り強かった

素人の自分が予想した 前陣速攻型とやや下がってのラリー対応型との融合が

高い次元で実現していた

ただ これはほかの選手との実力差も原因している

2017年の8月の復活以降 みまは中国選手以外には 負けていない

日本・非中国選手には 取りこぼしは注意するにしても 理想に近い戦い方ができるようになった

しかし 世界ランクを度外視した実力では 同等か格上の中国選手に対しては

選考会でのパフォーマンスほど 理想的に戦えていない

グランドファイナルでの対CHEN Xingtong戦は リスクをとっての得点がやっとで

「完全に実力の差」とみまは泣いていた

ただ 素人目には 逆に みまが嘆くほど実力差があるとも思えない

格下に見えるSUN MingyangやFENG Yalanにも勝てていないのは

試合中の対応力の差が大きく見える

中国選手との対戦において みまは1・2ゲーム目は優勢の場合が多いが

その結果を踏まえての対応を中国側が取ってくると 逆転されて 

みま側は対応できないまま 押しきられる それにはコーチの問題もあるのかは項目を改めて

みまを見ていると 中国選手の球の回転がわからなくて困惑する場面もしばしばある

中国代表は粘着ラバーでも 特別仕様といわれていて その影響も多分にあるようだ

その対策も必要だろう

2018年からは 中国選手に理想の戦いができるか そこが課題になる

それは もちろん みま自身が自覚しているはずだ


こうして 2017年12月末に 今年を振りかえる形で みうみまひなの現在地を記してみた

2018年は みうみまひなにとって どのような年になるのか 興味深い

この項おわり
2017-12-29 10:00 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの現在地 その12

伊藤美誠は 5月の世界選手権後の3大会は 中国選手に敗れたこともあって 

ダブルスでの成果がシングルスではなかなか現われなかった

このあとひと月ほどの休みがあり そこでもみっちりと練習を積んだようだ

いままで敬遠していた多球練習などの基礎トレーニングも精力的にこなしたという

そして 8月のブルガリアOPで 石川佳純に敗れての準優勝

チェコOPでは石川に初勝利しての優勝と 完全復活をした

世界選手権前のインタビューで みまは「最強の選手になりたい」と抱負を語っていた

「ハリケーン平野は台風一過か?」の中で

みまは前陣速攻型と後ろに引いてのラリー対応型との融合を目指していると書いたが

この2大会では ラリーの上達に主眼を置いているように 見えた

やや後ろに位置しているせいで 速攻もスマッシュもタイミングが合わずに 機会が減っていた

素人目にも 得意の速攻パターンに陰りが出てしまわないか 一抹の不安があった

速球投手が変化球を覚えて 面白いように三振が取れるようになったが

肝心の速球が走らなくなって自滅していくように

その後9月の中国甲Aリーグへの武者修行を11勝0敗で終え ポーランドOPでの優勝など
(2018/07/14追記 NHK「アスリートの魂」で 14勝0敗の言及あり みまの特集だから 正しい数字だろう)
着実に実績を残した

つづきはその13で


2017-12-29 09:50 : みうみまひな論 : コメント : 0 :
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プロフィール

kittyoyaji

Author:kittyoyaji
一般にその競技が好きな人は男子を見て
レベルの劣る女子はついでだそうな
一方で 女子メインの少数派もひっそり存在するらしい
自分はそのひっそり派で しかも
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