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みうみまひなの全日本 その12

伊藤美誠を評価しておきたい最後のひとつは

全日本の準決勝・決勝で みまが闘志を前面に出したことだ

具体的には 拳を突きあげて鼓舞するようになったこと

「チョレイ!」という叫びは twitterでつぶやいたように

うるさいとひとりだけ風当たりの強い張本智和をかばって

少しでも和らぐように みまも叫んだという みまの思いやり説を唱えている

動機が何であれ 闘志を表に出したことは 本当によかったと思う

これまでのみまは ダブルスは賑やかな早田ひなに合わせて声を上げているものの

シングルスは 鳩のようなくぐもった声をだして小さなガッツポーズをするくらい

2017年12月の選考会での優勝も 決めた瞬間 無言で両手をぐるぐるしただけで

観客たちが歓声を上げそこねたような変な空気が 実況から伝わった

全日本の決勝では 勝利の瞬間にみまが声を上げて 観客もどっと沸いた

実質プロ選手であるから 観客が盛りあがる配慮も必要だろう

逆に 今大会では3回の優勝場面でも涙がなかった 自分の見た範囲では 

(引退する石垣優香との試合だけは最後に泣いたようだが)

2017年を通じて 勝って泣き 負けて泣きが恒例のようだったが

それだけ気合が感情を上回っていたのだろう

ただし 自分の優勢なときに気勢が上がるのは 自然な感情の流れだ

強敵の中国選手に対してできるのかどうか

とくに劣勢のときに 自分を奮いたたせることができるのか

そこでこそ 凛々しいみまが見たいものだ

この項おわり




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2018-02-04 23:50 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その11

中国選手との対戦前でも 伊藤美誠が向上したと認められるのは

ひとつはバックハンドドライブ

伊藤条太と同様に TV解説の宮崎義仁も称賛していた

もともと 表ソフトでもバックハンドドライブはできていたし

フォア前のサーブをバックハンドでレシーブするのも

相当以前からやっていたから みまはそれなりの自信はあったはずだ

ただし 中国選手がみま対策で バックへ下回転の深い球を出すと

小柄で非力なみまが持ちあげて返すだけになってしまうのは よく見られた

その頃よりは 威力が増したのは確かで

2017年下半身の強化をして土台がしっかりした結果だろう

もうひとつは フォアの精度が格段に向上したこと

ドライブもそうだが スマッシュが非常によく決まるようになった

これは 下半身の安定効果とともに ラバーを元の裏ソフトに戻した影響が大きいようだ

いつ戻したかは 報道では2説あって 2017年の8月か9月

8月のブルガリアOP準優勝・チェコOP優勝で 復活の狼煙を上げたわけだが

このときは ラリー対応主体で スマッシュを含めた速攻が少なく

連繋もうまくいっていなかったので

自分は9月と判断している 戻したあとの中国武者修行で 無双したと推測する

ニッタクも2017年8月現在 粘着ラバー使用と表記している

このふたつが強化されたために 連続失点癖が今大会では影を潜めた

ひと月前の世界選手権選考会では まだ見られたから

みま自身も意識していたのかもしれない

つづきはその12で
2018-02-04 23:40 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その10

全日本選手権で 伊藤美誠と張本智和が初優勝したあと掲載された

「伊藤美誠と張本智和は、なぜ圧倒的に強いのか? 卓球ライターはこう見る」 記事

ふたりのプレイスタイルを最先端と絶賛する内容でも

筆者の伊藤条太よりも 当の両人はずっと冷静だろう

素人の自分も 技術的な内容には同意するけれども ふたりの評価は保留したいところだ 

というのも 国内大会だから当然なのだが 中国選手と対戦していないからだ

みまも張本も 五輪での金メダルを公言していて

そのためには中国選手を倒すことが必須だが

ふたりともそのレベルに到達したかが まだ証明されていない

いかに最先端の卓球をしていようと 旧来の中国選手に勝てないのであれば

戦型の新旧はあまり意味がないだろう

平野美宇の卓球はいまでも最先端といえるが いまでは中国選手に勝てなくなった

日本選手を圧倒できたとしても みまと張本が

中国選手には歯が立たない可能性は十分にある

二人が目指すのは 最先端の卓球ではなく 中国選手に勝てる卓球なのだ

つづきはその11で
2018-02-04 23:30 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その9

物事を理解するには まず よく観察して判断することが必要だと思うが

平野美宇が自分の現状を理解しようと 普段から意識しているのかどうか

「ハリケーン平野は台風一過か」でも「みうみまひなの現在地」でも書いたように

素人目でも 2017年後半に勝てなくなったときに さらなる進化が必要なことは判った

どん底に落ちてから やっと理解するのでは 選手としては手遅れになりかねない

それには 日々の練習・試合で自分で考えていないと 理解は進まない

芝田沙季は後輩の選手に訊いたり かなり研究して臨んだようだが

みうは芝田をどれほど研究したのだろうか

決勝で当たるはずの石川佳純や伊藤美誠に対しても

作戦があったとは見受けられなかった

試合中に開くノートも 松岡修三語録のようなものが書いてあると みう自身がいっていた記憶がある

石川はみま対策を出してきたし(これがバック側へのロングサーブで 討ち死にしたのだが)

みまは「作戦が当たった」というコメントをよく話す

みうの練習好きは自他ともに認めるところだが

たぶん 卓球台に張りついて球を打ちつづけるのが好きなのであって

頭を使う卓球はほとんど コーチ任せに見える

まず みうが自分で考えることを習慣づけないと 現状打破は難しい

石川もみまも2017年丸1年かけてスタイルを変えた

みうは 技術の前の思考形態に関わるだけに ひょっとすると五輪選考には間に合わないかもしれない

みうに関しては いつも厳しい物言いになってしまい よろしくないと自覚はしているのだが

つづきはその10で
2018-02-04 23:20 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その8

全日本の平野美宇に関して 気になったことのふたつ目は

タイムアウトやインターバルを見ていると まったくの推測だが

作戦をコーチに丸投げしているのではないか

覚醒前のみうは 1点ごとにコーチを振りかえるのがルーティンで

また当時のみうに戻ったかのようだった

たとえば vs伊藤美誠の決勝戦

1ゲーム目 みうサーブで始まった2本目

みうが出したロングサーブを みまは回りこんでのフォア強打

失点にはなったものの この時点で ロングサーブ戦略は見切られていると

みうは気づいて あとの対応を考えるべきだった

「強い卓球選手は理解力が違う」の中で 前日本女子監督の村上恭和の分析 記事

平野美宇は心の底から「戦型を変えないとダメだ」と理解したから 超攻撃型になれた

というのは 自分も同意するが

みうは理解するのが遅いように 素人目には映る

つづきはその9で
2018-02-04 23:10 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その7

平野美宇は 芝田沙季 松澤茉里奈 永尾尭子に

4-3の大接戦を3度演じた

4-1 4-2で退けるべき 全日本の第2集団の選手に辛勝だったのが

いまのみうの苦境を物語っている

気になった点がふたつある

ひとつは 立ち位置がすこし下がって 覚醒前に戻ったのではないか

前陣超速攻型の幅を広げるために 意図的にやっているのなら

問題はないが そうではなさそうだ

みう対策が 2017年後半 中国選手から始まって ついに日本の第2グループまで拡散した

みうが前陣に張りついていても 相手が高速ラリーに応じてくれないので

仕方なく安全を求めて 下がるというよりも 下げさせられているように見える

伊藤美誠との決勝戦 TV実況で 強化本部長の宮崎義仁が

「下がったら 伊藤を打ちぬくことはできない」と解説していたが

結果はその通りで みうの良さが全然出せなかった

つづきはその8で


2018-02-04 23:00 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その6

☆シングルス

早田ひなは ひとつの目標だった石川佳純戦まで進めた

準々決勝は配信がなくて ダイジェスト動画で見るのみ

twitterでは 石川がラリー戦で先手を取って優位に攻めたとつぶやいたが

見直すと ほぼ互角といえる

サーブの優劣がそのまま点数の差に出た印象

画面で見るかぎりは ひなのサーブはよく変化しているのだが

世界ランクひと桁クラスは ミスしてくれない

インパクトが見やすいのだろうか

逆に ひなは 石川のサーブの回転が読めない場面がしばしばあった

これは対戦が重なれば 改善されるだろう

レシーブは依然として長く伸びてしまうことがままある

どこかで読んだのだが

卓球では左利きのひなは もともと右利きで スイングなど大きな動きはよいが

微妙なボールタッチが出せないというのは 的を射ているのかもしれない

課題は明白だから 練習でどこまで習熟できるかだろう

つづきはその7で
2018-02-04 22:50 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その5

☆女子ダブルス

世界選手権銅メダルの伊藤美誠/早田ひなが大本命で

ふたりも 勝って当然の重圧を感じたかもしれない

不安だったのは 実業団の選手とは対戦がほとんどないこと

前衛の異質使いが変化球で崩し 後衛のドライブ主戦型が決めるのが

女子ダブルスの典型的な攻撃パターンで そのペアが勝ちあがってくる

それだけに 初対戦相手の球筋に慣れるのが大変と予想したが

みまひなペアの 試合中の修正能力が向上していて

安藤みなみ/鈴木李茄以外は 危なげない戦いだった

成長途上で まだまだ強くなれるが

2月のチームワールドカップで 一旦休止のようだ

3月のカタールOPでは 平野美宇/伊藤美誠のみうみまペアが復活する

みうひな・石川佳純とのかすみまも試すだろうが

みまひなペアが最強であるのは間違いないだろう

つづきはその6で
2018-02-04 22:40 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その4

五輪・混合ダブルスの女子は

1番候補 伊藤美誠

2番候補 石川佳純 早田ひな

あと2年半あるとしても この3人からの選出はほぼ確実だろう

(平野美宇は ダブルスの動きの中では手打ちになって 良さが消える)

たとえば 男子が 水谷隼 丹羽孝希 張本智和の場合

右利きのみまは 左利きの水谷・丹羽でも 右利きの張本でも合わせられるが

左利きの石川・早田は 左利き同士でうまく機能するか 不安がある

年下の張本と組む場合も 司令塔としてどこまで主導できるか 未知数だろう

男子並みの攻撃ができる実力的にも 司令塔としての能力的にも

みまの適性は格段に高いといえる

丹羽との天才ペアも魅力だが 張本とのペアは成熟すれば最強になれる

五輪の混合ダブルスが 各国ひと組ならば

ライバルは中国・ドイツくらいで メダルはかなり確実であり

中国を破っての金メダルも シングルス・団体よりも可能性は高いかもしれない

つづきはその5で


2018-02-04 22:30 : みうみまひな論 : コメント : 0 :

みうみまひなの全日本 その3

混合ダブルスで 伊藤美誠/森薗政崇は

決勝の軽部隆介/松本優希まで

すべて3-0の6戦全勝で 初優勝を飾った

圧勝というよりは 8-8からの3点を確実に取る 中国ペアのような印象

森薗のチキータを 初対戦らしい女子がほとんど取れない

ただし それよりも みまの攻撃力が光った

混合は女子が繋いで 男子が決めるのが通常のパターンらしいが

みまは台上の小技をこなしながら 攻撃もできる

みまのスマッシュは男子のドライブよりも早く

決勝でも軽部に普通に決めていた

男子男子ペアvs男子女子ペアの試合を見るようで 攻撃力が高い

もうひとつは 森薗も認めているように みまの司令塔としての能力の高さだ

基本的に みまの卓球は洞察力の鋭さで成りたっている 洞察力は別項目であらためて

小柄なみまは 幼いときから 自分よりも大柄な選手を相手にしてきたから

先読みして動きださないと 振られて終わりなのだ

その読みをシングルス・女子ダブルス・混合と 実践しているわけだ

つづきはその4で


2018-02-04 22:20 : みうみまひな論 : コメント : 0 :
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プロフィール

kittyoyaji

Author:kittyoyaji
一般にその競技が好きな人は男子を見て
レベルの劣る女子はついでだそうな
一方で 女子メインの少数派もひっそり存在するらしい
自分はそのひっそり派で しかも
まったくの素人です

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